管理と修繕

天気が良い日の屋根上からの景色は

本当に良いものです。

 

今回は

「管理と修繕」についてお話します。

 

訪問営業をさせていただいてますが

お住まいにも様々な色があります。

 

何年たっても、綺麗な家

逆に

家中に植物が繁茂して外壁が見えなくなっている家

屋根が傾いでいる家

 

「これは、もうだいぶ傷んでるなぁ」

と思い、訪問すると

高齢者の方が住まわれていたりします。

 

不動産売買もしておりました

不動産ですと

「もうそろそろ手放すから、どれくらいで売れる？」

「マンションに引っ越すつもりだから、短期間で売る方法ない？」

と前向きなお話に進む事が多いのですが。。

 

リフォームだと、中々そう話は進みません。

「屋根？雨漏りしてないから大丈夫」

「この前やったばかりだから」

いつやったんだろう？と思ってみたり・・・

 

分譲マンションですと

「管理費」と「修繕積立金」を月々支払い

管理組合で集会を開き、

定期的な修繕（又は大規模修繕工事）をするので

何年たっても綺麗で、安心して住まう事が出来ます。

集会も「委任状」で出席が必要ない事も多いです。

 

しかし、戸建住宅だとそうはいきません。

誰かが「管理」して「修繕」してくれません。

 

管理も修繕も全て

「ご自身」の判断で行うことになるのです。

マンションの「管理費」「修繕積立金」の平均相場は

２～３万円と言われています。

それを何十年も払い続け、時には増額されます。

 

１０年に一度、リフォームするとして、

戸建にお住まいのお客様も同じ額を

月々貯金していけば、無理なくリフォーム費用をご捻出出来るのです。

しかし、実際は

生活費や教育費、急な出費と月々の貯金もあり

「修繕費」まで気にかけているお客様は、少ないのではないでしょうか。

 

戸建住宅の耐用年数は２２年。

しかし、実際４０年経っても

綺麗なお住まいは綺麗です。

 

それは定期的に修繕

リフォームされているからです。

リフォームは１０年毎にされる方が

施工費用を安く、またお住まいの傷みを遅らせることが期待出来ます。

 

お住まいの価値を

「相場」だけで判断される方が多いものですが

本当の価値は

「他の方が見たときに、住みたいと思うかどうか」

が本当の価値だと、私は思っております。

 

実際に、古いお住まいでも状態が良ければ

（内装・外装含めての総合評価ですが）

ご購入に踏み切るお客様も多いです。

 

逆に立地がいいのに

お住まいのリフォームを何もされてない

傷みの激しいお住まいは、中々売れません。

 

それは

「この戸建を購入しても、リフォームにいくら必要になるんだろうか・・・」

という漠然とした不安が残るからです。

 

全て含めても、５００万円以上かかると説明すると

「やっぱり、新築か築浅がいいね」

となるのです。

そんな場面を何度も見てきました。

「ちゃんとリフォームしておけば・・・」

と思う事も正直多かったです。

 

「もう跡継ぎもいないから、そのままでいいのよ」

「私で終わりだから何もしないの」

でも、数年後にお気持ちが変わって

売却に踏み切られるお客様も実は多いです。

その時に中々売れない家にもなりかねません。

 

そして売る時は、皆様のご想像通り

「二束三文」となるのです。

 

将来のことを考えれば、ご売却をお考えでなくても、

出来るだけ早く、定期的にリフォームされることを

おススメいたします。