壁が抜けない？！

こんにちは(^^♪

 

４月に入り、今日はすっかりお天気も回復。

花粉も飛びますので🤧

花粉症の私には大変な時期です。

 

お天気が安定してくると

屋根外壁のリフォームだけではなく

内装のリフォーム・リノベーションも増えてきます。

 

今日はそんな中で

私の失敗談をお話します。

 

内装のリノベーションは不動産営業の時代でも

よく聞かれました。

マンション内のリノベーションですと

「なるべく安く買って、自分の好きな間取りにしたい」

という要望のお客様が殆どです。

 

あるお客様からそのような要望があり

新宿区にある築４５年くらいのマンションを

リノベーション前提で探されておりました。

 

昔のマンションは

「部屋数が全て」

とばかりに、

小さいお部屋を無理やり分けて

３DKにしてるのも見られます。

 

しかし、現在は

「部屋数より、大きなリビング」

志向が多いので、

「ここの壁を抜いて、１LDKに出来ませんか？」

となるわけです。

 

今回のお客様も同じでした。

しかも、ご購入する意思をかなり持たれておりました。

 

「見た目は抜けそうだけどなぁ・・・」

とは思うものの、うっかり

「抜けます」

なんていうと、購入後の事があるので

リフォーム会社に問い合わせることになります。

 

後日、リフォーム会社の方に来てもらって

壁を確認してもらうと

「大丈夫そうですね。いけるんじゃないですか？」

とのこと。

 

私もあまり深く考えずに、そのままお客様にお伝えしました

「抜けるんなら、ここのマンションでいいんじゃない？」

奥様は内装の汚さより、立地と抜けばかなり広くなるので（１３帖ほど）

そこにこだわっておられました。

 

またご主人様の職場が近いこともあり

「じゃあ、申し込みしようか」

となりました。

 

事前審査が必要なので、申込書を記載してもらい

事前審査をかけました。

 

御年収も含めて、間違いなく審査は「通過」されます。

おそらく２～３日中には結果が出ます。

 

しかし、どうしても私の頭を離れないことがありました

「あの壁、本当に抜けるんだろうか・・・」

購入してから

「壁を抜く工事が出来ませんでした」

なんてことになったら・・・・(*_*;

 

心配になり、翌日再度、違う業者に見てもらいました。

「設計時点の図面を手に入れてください」

とのことで、その日に取り寄せ、メールで確認してもらった後

一緒にお部屋を内見しました。

 

すると・・・

「これは、見た目抜けそうだけど構造部分だから無理ですよ・・・」

「はっ！！噓でしょ？！」

「ええ。間違いないです。図面見てもそうです。ほら、この部分・・・」

とお話を聞くうちに、話が入らなくなってました。

お話を色々してくれましたが

「お客様にすぐ電話します」

とその場を離れ、奥様にお電話しました。

「なんで、最初の業者さんとお話が違うんですか！！」

とカンカンに怒っておられます。

当然のことです。

 

それは・・・といっても、私も何も言えるはずがなく。。

ひたすら謝りました。

「事前審査はいつわかるんですか？」

「数日中には・・・」

「キャンセル出来るんですか？」

「できます。私の方でキャンセルさせて頂きます」

 

その後、再度仕切り直し

次は二回目にお願いしたリフォーム業者さんに診てもらい

無事、壁の抜けるマンションをご購入頂きました。

 

「色々ありましたけど、お願いしてよかったです」

と奥様に言っていただき、ホッとしました。

もちろん、内装リノベーションも二回目に診てもらった

業者様にお願いしました。

 

大きなトラブルにならなかったのは

お客様のおかげです。

 

今思い出しても

「ご購入前にわかってよかった」

と思うくらい、大きな失敗でした。

 

こういった失敗もあり、リフォーム業界に入りました。

 

毎日、学ぶことも多いですが

少しでもこういった経験がお客様に役立てばと

思っております。