住宅ローン破産
2022/06/03
こんにちは(^^♪
今日は、私が不動産売買営業をしていた時代に
よく耳にした
”住宅ローン破産”について少しお話します。
”家を買ったのに不幸になる”
そんなことって、現実にあるんですか?
と言われた事があります。
”現実にあります。それも相当の方がそうなってます”
とお話します。
23区内で主に営業していましたので
御年収も皆様相応にあります。
(でなければ、購入は難しいです)
ですので、そんな話をするとお客様の大半は首をかしげます。
それもそうです。
これまで、高い賃料を払って住まい続けて何も問題ないので
賃料相当分のローンで破産するのか?
と思考がなるのです。
お住まいを購入することは”お祝い事”と言われ
幸せになる布石になるとも教えられました。
幸せのお手伝いをする仕事をしながら
不幸な話もする。
それが私の営業スタイルでした。
誰でも、
”23区内のマンションを買う、23区内で戸建を買う”
というのは、ハードルが高いということは感覚で知ってます。
最初は興味本位で内見していても、営業マンに連れられて、色んなマンションや戸建てを見るうちに
”こんな所に住めるんだぁ・・・”
となり、夢を見るようになります。
それまでは賃貸で、高い賃料(10~30万くらい)を払い続け
何も手元に残らない生活が当たり前だったんですから当然です。
それと共に、気持ちも上がります。
でも現実は・・・
という事をお話することで、お客様も少し冷静になります。
”たしかにこのご予算でも銀行の融資は十分受けられます。
しかし、将来、こういった事があったり、こういった事があったら・・・”
と、現実を教えるといいましょうか。。。
それは、不動産業界で働いてるからこそわかることでもあります。
破産される方の特徴の一つとして
”年収から見た融資可能想定額一杯で借り入れをする”
ということです。
住宅ローンは、他のローンと比べても、相当長いです。
比較的長い”カーローン”でも10~15年程度です。
しかし、住宅ローンは最大35年です。
想像してみてください。
30代で家を買ったとして、35年後、
10万円も20万円もローンを払い続けることが出来ますか?
現在のご年収を維持したまま、70代に突入していけますか?
そういうことです。
これも例えの一部ですが、そういったお話をお客様にしてました。
大半のお客様は
”途中で繰り上げ返済するから、大丈夫じゃない?”
と、前向きにお話をしてくれます。
もちろん、それが出来れば問題ないのですが・・・
特に若いご夫婦の方でお子様がおられないと
”想定外の妊娠”というイベントがあります。
また、今はだいぶ落ち着いてきた”コロナの影響”ですが
コロナの影響で”年収が半分になった”という方もおられました。
お客様の一部は「繰り上げ返済」どころか
日々の生活がきつくて・・・となる事があります。
未来は誰にも想像出来ません。
そこで、ライフプランニングをしていきます。
私がFPとしてお話したお客様は少ないですが
お時間がある時は、そういった事もお話させて頂いてました。
例えば、子供さんが○○歳の時に出来たとして・・・
旦那様の御年収が○○〇万円になって・・・
とローン期間が終わるまでの”シュミレーション”をするのです。
そうすることで、お客様はイメージではなく
”見た目”に想像できるようになります。
その後に、余裕を持ってご購入出来る金額は・・・
とお話して、その中で選択して頂くということです。
住宅ローンがあっても貯蓄に回せる資金が無いと
35年間払い続けるのは難しいのが現状ではないでしょうか。
年収が、毎年順調に上がる会社も少なくなってきました。
そういったことも想定して、住宅は購入するべきです。
購入して不幸になったのでは、意味がありません。
今日は住宅ローン破産について、少しお話させて頂きました。
ご参考頂ければ、幸いです。
住宅ローンがあっても、貯金できる範囲でローンを組むことが
未来の幸せにつながります。
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