昔はこんな施工もあった
2022/06/07
こんにちは(^^♪
今日は、先日お伺いしたお客様のお住まいを
点検していた時の写真をご紹介します。
写真左をご覧ください。
屋根に付いている”扇型”の物を
雪止め
といいます。
年中雪が降らない地域や極端に雪が少ない地域では
設置されてない事も多いですが
関東では、ほぼ設置されてます。
さて、この写真。
屋根工事に携わることがない方にしてみると
何も違和感を感じない写真かもしれません。
写真をよく見て頂くとわかりますが
”雪止め”の設置状態が良くないのです。
屋根材の”真上”にねじ止めしてあります。
これでは、新しく葺いた屋根材に
”わざわざ穴をあけて”おり、
葺き替えた意味をなしてません。
20年くらい前にリフォームされた屋根に
このような施工をされてるお住まいを見る事があります。
今はこのような施工をする業者は、ほぼいないと思いますが
昔は当たり前にされていたとも聞きます。
通常、雪止めというのは、
ビスの打ち込みを屋根下地又は旧屋根材に設置し
ビス打込み箇所を”新屋根材”の下に隠して
出来る限り雨水に触れないよう工夫して設置するものです
(以前当社が施工した雪止めが右側です)
もっと厄介なのは、
屋根材の真上からねじ止めされているので
屋根材に釘(ねじ) →防水シートに釘(ねじ) →屋根下地(野地板)に釘(ねじ) → 屋根裏空間
と、ねじ穴を通して、屋根裏まで簡単に雨水が到達する状態である
というのことなのです。
雨漏りしてくるのは時間の問題です。
雪止めは屋根全体に一定間隔で設置されるので
どこからでも、雨漏りしてしまう可能性があるということです。
屋根を設置するといっても、職人さんの色んな工夫や
屋根材・防水シートの改良もあり、
雨漏りするということが近年は極端に少ないようですが
こういった施工がされていると、どんなに良い屋根材を使ったとしても
意味を成しません。
このような雪止めを見る機会は中々ありませんが
もし、お住まいの屋根に、このような”雪止め”が設置してありましたら
すぐにご連絡ください。
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有限会社カネコ・サービス
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