2級建築施工管理技士(アスファルトルーフィング)
2023/11/15
2級建築施工管理技士で問われる屋根工事についてです。
今回は
アスファルトルーフィング
です。
写真はアスファルトルーフィングを、野地板に施工している作業途中の写真です。
(緑色のシートがアスファルトルーフィングです)
では、実際の問題です。
問 金属屋根工事において、金属板葺の下葺にアスファルトルーフィングを用いる場合、野地面上に軒先と平行に敷き込み、隣接するアスファルトルーフィングを上 下、左右とも重ねながら軒先から棟に向かって張り進める。アスファルトルーフィングの左右の重ねは、( ① )mm程度を標準とし、継ぎ目が相互に近接しないようにする。
アスファルトルーフィングの留付けは、ハンマー式タッカー等を用い、ステープルで野地板に固定する場合が多く、アスファルトルーフィングの重ね部分は( ② )mm 程度、その他の部分は必要に応じ 900 mm 以内の間隔で留め付けるのが一般的である。
選択肢
①(1:50 2:100 3:150 4:400) ②(1:150 2:300 3:450 4:600)
正解 ① 4 ② 2
「長尺金属板葺の下葺の工法は野地面上に軒先と平行に敷き込み、軒先から上へ向かって張る。上下 (流れ方向) は100mm以上、
左右(長手方向)は200mm以上重ね合わせる。
留付けは、留付け用釘又はステープルにより、重ね合せ部は間隔300mm程度、その他は要所に留め付ける。
改質アスファルトルーフィング下葺材 (粘着層付タイプ) の場合は、ステープルを用いず、
裏面のはく離紙をはがしながら下地に張り付ける。」と定義されています。
①番は『200mm以上』の寸法を選んでおけば正解となります。
(300mmでも400mmでも、正解です)「4」番が正解となります。
②番は、「2」番が正解です。
私も当初、アスファルトルーフィングはどうやって貼り付けていくべきなのか
調べた経験があります。
試験上では、明確に寸法などが明記されていますが、実際には動画サイトや製造元に聞いても
明確な答えは『無かった』です。
ステープルのピッチも調べましたがこれも明確な回答はなく・・・
なので、重ね部分は100mm間隔で『ちどり足』状に上下へ打込んでます(私は・・ですが)
重ね前の部分は『飛ばない程度』に300mm間隔で1列の仮打ちをしてます。正解かどうかは未だわかりません。
(防水性が優先される素材なので、ステープル痕を残したくないという職人さんは、
重ねる前の仮止めをテープで施工して重ねた後ステープル打ちをしている方もいます)
ちなみに、『改良アスファルトルーフィング(粘着タイプ)』は、屋根カバー工法で使用します。
ステープルは使用しません。貼り付けるのが中々大変です。。
以上、アスファルトルーフィングの回答でした。
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